第153回芥川賞

お笑いコンビ「ピース」又吉こと、「小説家」 又吉直樹氏が描いた小説「火花」が

三島賞(残念!)に引き続き、文学会の映えたる賞「芥川賞」の候補に名乗り出ました!

p603_2.jpg
http://www.agf.co.jp/company/news/2013-12-20-603.h...より★

もう決して珍しく無くなった、お笑い芸人の小説執筆・・

お笑い芸人が描く小説は、どちらかというと自叙伝的な部分が多々ありますが、

又吉直樹氏の小説も然り。

火花はお笑い芸人の姿を描いています。

今回の芥川賞候補作品(掲載紙)は以下のとおり


 内村薫風『MとΣ』(新潮3月号)
 
 島本理生『夏の裁断』(文學界6月号)

 高橋弘希『朝顔の日』(新潮6月号)

 滝口悠生『ジミ・ヘンドリクス・エクスペリエンス』(新潮5月号)

 羽田圭介『スクラップ・アンド・ビルド』(文學界3月号)

 又吉直樹『火花』(文學界2月号)


「火花」小説の売れ行き

又吉氏は過去2012年春に「別冊文藝春秋」で短編小説「そろそろ帰ろかな」を発表していますが、

2015年2月、文芸誌『文學界』に初となる純文学小説『火花』を発表。

「純文学を書いた」という事実がこれだけクローズアップされるのは異例。

ネット書店や主要書店で売り切れが続出・・

発売翌日に7000部、翌々日に2万3000部、計3万部の増刷。

文學界が増刷されるのは1933年の創刊以来、初めてのことだったそうです。

わりかし地味といわれる小説雑誌としては異例な出来事ですね~


業界では彼の活躍は大歓迎の様相です。

彼のファンのみならず、お笑い好きな方々も小説を手に取るという事は、

これ以上読者層を増やす機会はありませんしねw

これで芥川賞受賞となったら・・・ピース綾部の立場や如何に???

そんな事を考る6月19日、朝


「火花」あらすじはコチラ

 カテゴリ

 タグ