ピース又吉こと「小説家」 又吉直樹氏の著作
「火花」
なんと153回の
芥川賞作品としてノミネートされているではありませんか!!
今朝 起きてビックリ。
経済モンの小説はよく読むんですが、彼のマッタリ感から醸し出す小説ってどんなんだろうと
手にして読んでみました。
芥川賞の候補になる作品って、気になりますよねww
では簡単にあらすじを述べてみたいと思います^^
★あらすじ★
売れないお笑い芸人「僕」と、同じく売れない先輩芸人「神谷」との交友を描いた物語・・
癖のあるキャラクターとして描写される先輩芸人神谷と、夢を追う僕の生きる日々を描いた「青春小説」とでもいえそうなストーリーです。
熱海の花火大会の営業で彼らは出会います。
営業の後、飲みに誘ってくれた神谷に自分の求める笑いを見出し、師弟関係のようなものを結ぶことに。
僕は神谷の天才的なところに強烈に惹かれていくのです。
その後、「神谷」の家に行くなどして、二人は親交をを深めていきます。
そんな中、同世代の芸人が次々と売れていくけれど、僕も神谷もなかなか芽が出ない・・
「自分の不遇を時代のせいに出来るほど、鈍感ではなかった」僕と、
流行りのお笑いに対して「共感って確かに心地いいねんけど、共感の部分が最も目立つもので、飛び抜けて面白いものって皆無やもんな」と批判と自己防衛を続ける神谷。
気づけば二人は東京の街に取り残されていく。
神谷の考えそうなことはわかっても、神谷の考えることは解らない、僕がいます。
その後、僕には深夜番組などの仕事のオファーが少しずつ入るようになります。
やがて、家賃2万5000円の高円寺のアパートを出て、家賃11万円の下北沢のマンションに越せるほどに僕売れ始めます。
一方、僕が天才的と慕う神谷は周囲とうまく折り合いがつかず、住まわせてもらっていた女性の家も追い出され、宿無しの身に。
そんな先輩を「誰にも理解を得られない、この人の存在が悔しい」と僕。
神谷もまた、「自分が面白いと思うとこでやめんとな、その質を落とさずに皆に伝わるやり方を自分なりに模索しててん」・・あきらめません。
僕も同じく神谷の才能を信じ、師と仰ぐことを辞めず、いつか神谷を笑わせてやろうとそればかりを考えながら芸人としての仕事に打ち込んでいきます。
そうこうするうちに神谷は多額の借金を抱えて行方知れずに。
一方、主人公の人気も下火となり、仕事が減っていきます。
そんな時、主人公の相方の彼女に子どもが・・相方はその彼女との結婚を決めます。
それを機に僕のコンビは解散。
僕自身も芸人を引退することを決意します。
その後、僕は行方知れずとなっていた師、神谷と再会するのですが、神谷は衝撃的な姿となって・・・
ざっと、あらすじはこんな感じでしょーか。
結末ですか???
ぜひ手にとってご自身の目でご確認くだサイ。
読みたくなったでしょ!!
関西弁を交えたテンポいい、心地イイ小説ですから一気に読めますよん^^
火花という表題が、どこにかかってくるのか感じながら読んでみてくだサイ。
又吉直樹氏、「芥川賞」 取れるとイイですね!!