2015年のデング熱予防 大阪における対策とは?



昨年の夏、69年ぶりに東京で流行してしまった 「デング熱」

発症時期とされるのは6月から10月

2015年も東京だけ、って考えていていいの?

・・・じつはそうではないようなんです。


昨年は東京都代々木公園を中心にデング熱感染者の拡大がみられましたが、

先日19日

大阪市感染対策課より、

昨年大阪ではデング熱の流行はなかったものの、

実は昨年、大阪市内10カ所に蚊の捕集器を置いて調べた結果、

デング熱の発症源 「ヒトスジシマカ」 計1153匹が捕獲されていた事が発表されました。

ええっ! 東京だけじゃなかったの!? ビックリ!





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大阪各地のヒトスジシマカの捕獲量

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住吉区 万代池公園 550匹

西淀区 矢倉緑地 215匹

住之江区 南港野島園 149匹

西区 靱公園 90匹

東住吉区 長居公園 48匹


調べたところ、このヒトスジシマカ、大阪だけでなく、

京都市でも昨年299匹も捕獲されていたみたいなんです。


印象ですが、やはり大都会

とりわけ外国人観光客が多い場所に生息しているという感じですね。

大阪は関西国際空港、航空機によって運ばれてくるのでしょうか・・

大阪ではさっそく各地でこのヒトスジシマカの捕獲を開始しているようですが、

今年は今のところ、捕獲には至っていないようですね。

昨年日本におけるデング熱の感染者の数は160名

うち、大阪では上京した際に感染した3人の発症にとどまっています。





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ちなみに、

昨年流行したデング熱の発症源となったヒトシスジシマカは越冬することができません。

また、彼らが産んだ卵が今年、羽化しても、

それがデングウィルスを保菌しているという実例は無いみたいなので、

そこはご安心を。


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2015年のデング熱の世界の流行状況について



デング熱、今年はすでに東南アジアで流行中。

各地の状況は以下のとおりです。


マレーシア・・・5万3823名(うち死亡158名)

フィリピン・・・2万8600名(うち死亡86名)

ベトナム・・・1万4474名(うち死亡12名)

シンガポール・・・3868名


凄い状況ですね。昨年がどうなっていたのかわかりませんが、

毎年こんな状況なのでしょうか・・・



関西空港の感染防止体制



昨今、LCC(格安航空会社)の参入で海外旅行者が増加。

関西国際空港での海外旅行者は延べ1万3千人。

入国者からのウィルス感染を防ぐべく対策を講じているようですが、

デング熱ウィルスの潜伏期間は2日から14日と長い為、完全防止は難しい・・

なので、入ってきたものはしょうがないとして、

各自治体は厚生労働省を通じて「家庭向け啓発活動」に力を入れているようです。



身近なデング熱予防策



・市販の虫よけスプレー

・長袖、長ズボン着用による虫刺され防止

・水たまりをつくらない、など蚊の発生を元から絶つ(ボウフラ発生防止)



今までに見られなかった病気が日本に現れる、って、

これもまた、異常気象が背景なのか、、

デング熱情報は今後も要注意です。


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